
自宅にいながら、あるいは通学途中や授業の合間を活用しながら稼げる在宅副業。
この在宅副業で気を付けたいのが、時間給ではなく成果報酬ということです。
そのため、スキルが上がってくれば効率良く稼ぐことも不可能ではありません。
どこででも稼げるのが在宅副業の魅力
在宅副業は時給でなく成果に対する報酬制
家にいながら、あるいは通学の途中で、PCやスマホだけで稼げる夢のような仕事が在宅副業です。
「在宅副業」と聞いて、「主婦や社会人の副業では?」と思うかもしれません。
しかし、大学生でも問題なく在宅副業をすることができるのです。
しかも、多くの在宅副業は特殊なスキルも資格も必要ありません。
ただ、在宅副業で気を付けたいことは、在宅副業を発注している会社から時間給で雇われるのではなく、納品した物やデータなどの成果に対して報酬が支払われるということです。
そのため、時給というものは存在しません。
完成した「成果物」に対して給与が支払われます。
例えば、単価1,000円で発注された在宅副業の仕事に対して5時間かかったとしたら、時給換算すると200円となってしまいます。
雇われているわけではないので、最低賃金が保証されないのです。
逆に、単価1,000円で発注された仕事を30分でこなしたら、時給換算すると2,000円となります。
このように、在宅副業を行う本人のやる気やスピード、スキルなどによって獲得できる報酬が上下するのがこの仕事の特徴です。
在宅副業のメリット
在宅副業にはいくつものメリットがあります。
1つ目のメリットは、自分の生活スタイルや性格などに合わせて仕事ができることです。
例えば、一般的にお店や会社でアルバイトとして働く場合、その仕事量や仕事内容は、雇っている側が決めます。
「何時から何時までに、これだけの仕事をこういう手順でやってくれ」というものです。
そのため、自分のやりたくない仕事であっても、頼まれたらやらざるをえません。
しかし、在宅副業なら仕事量や仕事内容はすべて自分で決められます。
始めてみた在宅副業が向いていないと思えば、今後引き受けなければいいだけです。
2つ目のメリットは、お店や会社に行って働くわけではないため、お客さんや同僚などと接する必要がないということです。
つまり、わずらわしい人間関係に悩まなくて済みます。
もちろん、在宅副業でも人とコミュニケーションする機会はありますが、それはメールが主体となります。
あったとしても電話をする程度です。
「人付き合いが苦手」「コミュニケーションがうまくできない」という方でも、問題なく稼げる仕事なのです。
3つ目は、たとえ開業届を出していなかったとしても、在宅副業は「個人事業主」になるということです。
個人事業主になるということは、通常のバイトよりも自分自身に責任を持ちながら仕事をしていくことを意味します。
そのため、「ゆくゆくは独立して仕事をしたい」「起業をしたい」という夢を持っている人にとって、将来に対する大事な経験を積めるのです。
在宅副業のデメリット
在宅副業には、メリットだけでなくデメリットもあります。
1つ目のデメリットは、店舗などで働く一般的なアルバイトと比較すると、たいていの在宅副業は時給換算であまり効率良く稼げないということです。
真面目に仕事をしていても、時給換算で1,000円を超える在宅副業はあまり多くありません。
しかも、慣れるまでは時給換算すると、さらに低い金額となります。
とはいえ、自宅や通学途中など、いつでもどこでもお金が稼げるというのには魅力があります。
どうしても外で働けないという人や、今やっている仕事の補完としてやる人、空いている時間で稼ぎたい人にとっては効率が良い仕事といえるでしょう。
2つ目のデメリットは、在宅副業は正確に言うと「業務委託」の仕事であるため、発注企業に提示された納期は必ず守らなければならないということです。
宿題や課題のように「納期ギリギリで良いだろう」という態度で仕事をしていると、当然仕事は適当になってしまいますので、品質低下を招きます。
その結果、新しい仕事の依頼がもらえなくなることもあります。
そのため、在宅副業はきちんとスケジュールを立てて仕事をこなせる人でないと、続けるのは難しいといえるでしょう。
また、仕事として受けた以上は、納期が最優先です。
少しぐらい体調が悪くても納期は必ず守らないといけない点にも注意しましょう。
3つ目のデメリットは、ごく一部ですが悪徳在宅副業業者が存在することです。
在宅副業を始めるにあたっては、普通のバイトと同じように登録料などの初期費用はかかりません。
しかし、「在宅副業を始めるには○○○○円の登録料が必要です」などと言ってくる在宅副業会社もあります。
そんな在宅副業の会社は詐欺会社といえますので、一切対応しないことです。
また、信頼できる在宅副業の紹介サイトを利用することが重要です。
次に、大学生でもできる在宅副業には、どのようなものがあるのかを紹介していきましょう。
大学生ができる在宅副業の種類
サイトやアプリへの情報登録
ウェブサイトやスマホアプリには、体験談の登録や利用した感想を書き込めるアンケート投稿サービスがあります。
そこで実際にサービスを利用する、またはゲームをプレイすることに対して報酬がもらえるため、在宅副業になるわけです。
アプリをスマホにダウンロードして、アンケートに回答したり無料ゲームをプレイしたりするだけで報酬がもらえます。
スマホで気軽に利用できますから、通学途中や授業の隙間時間を活用して手軽に稼げるのが魅力です。
ただしその分、報酬は高くはありません。がんばったとしても月々数千円~10,000円程度ですが、良い小遣い稼ぎといえるでしょう。
アンケートモニター
おもにウェブサイトを通じてアンケートに答えるだけで、報酬がもらえる在宅副業です。
誰にでも答えられるアンケートが中心ですので1アンケートあたりの単価は高くありませんが、地道に積み上げることができます。
なぜアンケートがお金になるかというと、企業はさまざまな人たちのアンケートやクチコミを集めて、消費者がどう感じているのかを調査しています。学生のあなたの意見も貴重なデータになるため、報酬が支払われるというわけです。
気を付けたいのは、個人情報を集めるためだけに「◯◯が当たります!」など、不釣り合いに条件が良い話でアンケートを取っている場合です。
そういった明らかに違和感を覚えるような内容のアンケートには注意する、または信頼できる仲介サイトを利用するようにしましょう。
データ入力・テープ起こし
「データ入力」とは、渡されたデータをPCに文字やデータとして入力していく作業です。
この仕事は、PCが使えないとできませんし、ExcelやWordといったソフトが必要となります。
また、1文字あたりの入力単価は0.1~0.2円程度ですので、タイピングスピードが速くないとあまり稼げません。
ただし、タイピングスピードが向上すれば論文などを書く際にも重宝しますし、社会に出たらタイピングスキルは必須となりますので、その練習も兼ねてと考えればお得だといえるでしょう。
「テープ起こし」とは、会議やセミナー、講演会などを録音した音声データを入力して文字に書き換えていく仕事のことです。
話し言葉は人により癖があるため、最初は聞き取りにくく、文章の形に整えにくいかもしれません。
しかし、慣れていけば誰でも問題なくこなせる内容の仕事です。
なお、このテープ起こしの仕事は、慣れてくれば時給換算で3,000~5,000円という高単価にもなりますので、専業にしている人もいるほどです。
ブログライティング
クライアントが指定するテーマに応じて、ブログやコラム記事を執筆する在宅副業のことを「ブログライティング」と呼びます。
趣味でブログを書いている人におすすめしたい在宅副業です。
報酬は文字単価で提示されることが多く、1文字0.1円程度から数円程度まで、難易度によって上下します。
そのため、文章が評価されるようになれば、1日で数万円の収入を得ることも不可能ではありません。
しかし、仕事として書くからには正しい日本語を使わなくてはいけません。また、自分の好きなことばかり書けるわけではありません。
とはいえ、扱われるテーマは健康や美容、料理、旅行、ファッションなどの趣味に近いものから、政治、金融、法律、マーケティング、看護など専門的なテーマまで幅広くあるため、自分が興味を持っているテーマや得意なテーマで書くことができるはずです。
ブログの内容についても、キーワードや文章の方向性は指定されますが、具体的な構成や内容は書き手に任されています。
うまく文章を書けるようになれば単価が上がることもありますので、続けるやりがいも感じることができるでしょう。
在宅採点バイト
郵送されてきた答案を手書きで採点・添削したり、インターネットを通じて送られてきた答案に対してPCを使って採点・添削したりするのが在宅採点バイトです。
在宅採点バイトの魅力は、バイトとしては報酬が高めなことでしょう。
時給換算で1,000円以上となるものが多くあります。
採点する内容は小・中学生や高校生の答案なので、学校で真面目に勉強してきた人であれば難しい仕事ではありません。
また、在宅採点バイトを行っている塾や会社で採点マニュアルが用意されていますので、仕事自体にとまどうことはないはずです。
まとめ
大学生ができる在宅副業にはさまざまなものがあります。
在宅副業は経験や年齢に関係なく、本人の能力によって単価も上下しますので、
「自分の能力を試したい」
「家にいながらもある程度稼ぎたい」
という人にとっては魅力的でしょう。
とはいえ、在宅副業の中にはお小遣い程度にしかならないものもあります。
そんな場合は、空いた時間で効率良くお金を稼ぐ、普段のバイトの補助的なものと考えると良いでしょう。
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